股関節の痛みと原因、予防ストレッチのご紹介!
2023.10.17
2025.02.04
「冷えのぼせ」と「更年期」
冷えのぼせの症状は、更年期症状の1つでもある「のぼせ」や「ほてり」の状態と似ています。
更年期症状の、のぼせも冷えのぼせと同じく自律神経のバランスが乱れることが原因です。
目次
上半身は汗をかきやすかったり、ほてったりするのに、下半身は冷えている状態を「冷えのぼせ」と呼ばれる症状です。自律神経の乱れが原因のひとつとして考えられます。冷えのぼせは年齢を問わずだれにでも起こり得ます。
更年期特有の症状でもある「ホットフラッシュ」でも、顔がほてって汗が出たり、のぼせたりするなど冷えのぼせと同じような症状が出ることがあります。顔や体が熱くなるので、冷えとは無関係のように思われますが、体の芯が冷えて血行が悪くなっていることが一因で起こります。
・上半身は冷えていないのに、下半身や手足がだけに冷えを感じる
・手足は冷たいのに、頭だけが暑くボーっとする
・暑い日にも寒く感じる
・気温・運動など暑くなった後に、胸より上がカーっと熱くなり、汗が大量に出る
・手のひらや足の裏などにじっとりと汗をかく
室内と外気との気温差で体温調節がうまくできない状態や、長時間身体を冷やしていたりすると、体温を逃がさないように血管が収縮して末端まで温かい血液が巡らなくなります。この状態が続くと、リンパや静脈の流れが滞り「むくみ」が生じます。
むくみによって身体が冷やされると、人間の身体は本能的に脳だけは温度が低下しないように頭部に血液を送ることを優先して、手足など末端の血流が悪くなり冷えてしまいます。その結果、顔には多くの毛細血管があるため一気に血液が流れ込んで「ほてり」が起こり、末端との温度差が大きくなります。このときの自律神経は「交感神経」と「副交感神経」が頻繁に働くため、自律神経のバランスが崩れ体温調節機能が正常に働かなくなってしまい、「冷えのぼせ」の状態が起こります。
交感神経と副交感神経が頻繁に働くことで、自律神経が疲れ、働きが低下して切り替えがスムーズにできなくなり、寝つきが悪くなることもあります。
睡眠の質が低下すると、ストレスになってより眠れなくなり、心身の疲労が蓄積し、自律神経が乱れ、冷えのぼせ等の症状につながるなど悪循環に陥りやすくなります。
・ほてりを冷やす、温める
冷やす:顔、わきの下
温める:首の後ろ、お腹、お尻、足首
・首の後ろを温める
首は頸動脈という大きな血管が通り、頭を支える大きな筋肉があります。血液を温め、温まった血液を全身に巡らせることができます。首の後ろを温めることで、副交感神経を優位に切り替え、自律神経のバランスも整います。
・睡眠をしっかりとる
睡眠が取れていないと自律神経が乱れ、体温調節がうまく行われにくくなるため、冷えのぼせを感じやすくなります。夕食が遅くなる時は軽めにしたり、就寝1時間前までに入浴を済ませるなど、就寝時までに交感神経が活発に働き続けないように調整することで、リラックスできる音楽を聴く・横向き・うつ伏せで寝る、など自分に合った入眠習慣をつけ、スムーズに眠れるようにしましょう。
・ストレッチ
冷えやすい下半身の身体を動かし血行を改善することで、のぼせの症状を和らげることが期待できます。太ももやふくらはぎなど、大きな筋肉がある場所を揉んだり、かかとを上げたつま先状態で数秒キープするなどして、血流を促すことも効果的です。
むくみや冷え性には、筋肉や血流が影響しています。
ご自宅でできる簡単なストレッチをご紹介します。
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