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2025.12.30
便秘
便が腸内に長い間とどまって排泄されず、不快に感じる状態です。
一般的に3日以上便が出ない、または毎日排便があっても残便感がある状態であれば、「便秘」と考えられています。
便秘になると、お腹が張ったり、ガスがたまったり、不快感があるだけでなく、肩こりや頭痛など体にも症状があらわれます。
・大腸の力が弱っている
便秘の根本的な原因のひとつが、大腸の便を押し出す力が弱っていることです。便が腸にあるのに、押し出せないことで便秘になってしまっています。便を押し出す力が弱る要因として以下のことがあげられます。
【ストレス】
腸は、自律神経と深い関わりがあり、交感神経が優位のときは腸が動きにくくなります。体にストレスがかかって交感神経が優位になると、腸の働きが抑制され便秘になりやすくなります。また、ストレスがかかって腸の働きが抑制されると腸の悪玉菌も増加します。
【便意の我慢】
忙しいからと便意を我慢してしまうと、便意をもよおす「排便反射」が鈍くなってしまいます。便が直腸に送られてくると脳に指令がいって便意をもよおすのですが、我慢するのを繰り返すと、便意を感じにくくなり便秘になってしまいます。
【運動不足】
体は排便で腹筋に力を入れていきむことで、スムーズな排便ができるようになっています。運動不足だと、腹筋が衰えてしまい便を押し出す力も弱くなります。
運動は、腸全体に刺激を与えて動きを活性化しやすくするので、便秘解消におすすめです。激しい運動でなくても、ウォーキング、インナーマッスルに繋がる太ももの筋肉を大きく動かすことで効果があります。
・腹痛
多くの人が感じるのが、腹部膨満感(お腹が張った状態)です。便秘の場合、腸内で悪玉菌が優位な状態になっていると考えられます。食べたもののカスが腐敗し、悪臭のガスを発生しやすくなります。すると、見た目にもお腹がパンパンに張った状態となり、苦しい状態が続くことになります。
また、便秘になると腹痛も起こしやすくなります。腸に溜まった便やガスは、出口が完全にふさがれ、狭いところに閉じ込められた状態になります。腸の口側から便やガスを肛門側へ送ろうとするため、そのときに痛みを生じやすくなります。
・食欲不振
便秘が続くと腸全体の働きが悪くなって、食欲不振も起こりやすくなります。
また、腸全体の動きが悪くなることで消化液が消化器官に貯蓄しやすくなり、吐き気を起こすこともあります。
・肌トラブル
腸内で老廃物が次第に腐敗し、そこから毒素が出ることで、肌に吹き出物やニキビ、シミができることもあります。また、イライラ・不眠・頭痛・めまいなどを引き起こすこともあり、硬い便を一生懸命排泄しようとすることで、痔が起こることもあります。
・自律神経の乱れ
便秘だということは、自律神経のバランスが乱れた状態です。そのため食欲不振はもちろん、頭痛や肩こり、肌荒れ、イライラやだるさ、不眠といった症状も伴います。
・食生活の見直し
水溶性食物繊維は便を柔らかくし、不溶性食物繊維は便の量を増やして腸の働きを活発にします。海藻類、きのこ類、大豆製品、いも類、果物などを積極的に摂りましょう。また、ヨーグルト、納豆などの発酵食品は腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える助けになります。
・水分補給
健康な便は、約80%が水分、残り20%が食物繊維や腸内細菌の残骸で構成されています。水分が不足すると便が硬くなるので、1日2リットルを目安にこまめに水分をとりましょう。コーヒーや紅茶、緑茶に含まれているカフェインには利尿作用があるため、水分がすぐに排出されてしまいます。カフェインを含まない飲み物を摂るようにしましょう。
・十分な睡眠
睡眠は副交感神経が働く時間で、腸が活発に働き、便を作り出します。日中に仕事や生活の中で感じたストレスも睡眠によって解消することができるので、便秘予防のためには十分な睡眠時間を確保しましょう。
・運動不足
体を動かすと腸が刺激されたり血行がよくなったりするので、腸の働きが促進されます。日頃からウォーキングなど適度な有酸素運動をすることは大事です。
また、腹筋を鍛えれば便を押し出す力も強くなります。便秘予防、気分転換、ストレス解消も含めて、運動を行うようにしましょう。
・排便習慣をつける
毎日決まった時間にトイレに行く習慣をつけることが大切です。朝起きてすぐに水を飲む、朝食を摂ることで、自然な便意が促されることがあります。
・ストレス解消
ストレスは自律神経の乱れを引き起こし、腸の働きに悪影響を与えることがあります。入浴や趣味などを通じてリラックスする時間を作りましょう。
それでも、なかなか良くならない痛みにお悩みの方は、お気軽にお近くのあい鍼灸院・接骨院にご相談ください。

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