夏も乾燥肌になる原因と、スキンケア方法のご紹介。
2024.06.19
2025.07.22
日焼け
日焼けをしてしまったら、72時間以内のアフターケアが大切です。
シミやそばかすの原因となるメラニンが日焼けをした72時間後に生成されてしまいます。
日焼けには2段階あります。紫外線を浴びた直後に起こる赤くなる「サンバーン」と、数日後に黒くなる「サンタン」です。特にサンバーンは、紫外線による肌の「やけど」の状態です。肌の細胞内の遺伝子が傷ついたり、炎症が起き、結果として皮膚細胞が死んでしまったりします。
サンバーンの症状は、紫外線を浴びてから最短4時間ほどで始まり、8~24時間前後でピークをむかえ、2.3日後にはおさまっていきます。サンバーンにともなう痛みのピークは、紫外線を浴びてから6〜48時間ほどといわれています。
一方、紫外線を浴びてから72時間以降は、メラニン色素をつくる色素細胞(メラノサイト)が活性化し、メラニンの生成が始まります。その結果、黒くなる日焼けが「サンタン」です。これは、紫外線を浴びたときに肌を守れるよう備えるための防御機構なのですが、メラニンの過剰生成は肌トラブルの原因にもなります。
また、ひどい日焼けの場合、3~8日以降になると死んだ皮膚細胞が剥がれ落ち、皮むけが起こります。
【肌を冷やす】
日焼けによって肌が熱を帯び、肌がヒリヒリとしている感じがある場合は、肌のほてりが落ち着くまで冷やす必要があります。
・冷水で冷やす
・濡れタオルをまく
・氷、保冷パックで冷やす
【肌を保湿する】
肌を十分に冷やしたら、日焼けによって失われた水分を保湿によって補いましょう。日焼けの原因となる紫外線は、細胞が水分を作る力を弱めてしまうため、肌の奥の水分まで不足させてしまいます。
日焼けによってダメージを受けた肌は刺激に敏感になっているので、化粧水や乳液をつけるときは、いつも以上に丁寧に行いましょう。
日焼けをした後には、皮膚の皮がむけるといった症状がありますが、皮を無理にはがすとかゆみや肌荒れにつながるので控えましょう。
顔が日焼けしたときは、化粧水をしみこませたコットンパックで優しく保湿するのもいいです。冷蔵庫で冷やした化粧水を使えば、よりクールダウンにつながります。
【水分、ビタミン補給】
日焼けしたあとの身体は、水分が失われた状態です。そのため、積極的に水を飲み、身体の内側から水分補給してあげることも欠かせません。
さらに日焼け後は、肌の修理のために必要な栄養素も普段より多く消費されます。
ビタミンC:しみの原因となるメラニン色素の定着を抑え、コラーゲンの合成を助けます。
ビタミンE:血行を促進し、肌のはりやターンオーバーを整えます。
【顔】
洗顔やお手入れが肌の負担にならないよう注意しましょう。洗顔時は、よく泡立てた泡で包み込むように洗い、タオルをそっと当てて余分な水分だけを吸い取るようにします。保湿の際、スキンケアアイテムも低刺激性なものを選びましょう。
日焼け後の化粧水は、肌に痛みや赤みがあるうちは控えめにしましょう。痛みが引いてからも、丁寧に保湿したあと、こすらないように気をつけてメイクしましょう。
【身体】
腕や脚、デコルテや背中など広範囲に日焼けした場合、濡れタオルなどで冷却するのは大変です。冷水シャワーや水風呂などでしっかり冷やしたほうが肌のダメージ回復にはいいでしょう。また、ケアする保湿アイテムは、塗り広げやすいミルクタイプやローションタイプのものを選び、塗り残しのないようにたっぷり使いましょう。
【髪・頭皮】
紫外線を浴びると髪のキューティクルが剥がれて乾燥してしまい、髪のパサつきや枝毛、切れ毛の原因になります。また、頭皮は日焼けすると赤くなったり、そのダメージから抜け毛などの原因にもなります。
髪や頭皮は日焼けしてしまうとアフターケアがしにくい部位でもあるため、日焼けをしないよう、日傘や帽子、UVスプレーなどを日頃から使用しましょう。
お身体のさまざまな不調などがありましたら、いつでもお近くのあい鍼灸院・接骨院にご相談下さい。
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