冬の朝、こむら返りにご注意を!足のつり予防策のご紹介。
2020.12.21
谷9院
平井 翼(施術歴:6年)
2021.12.17
肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)
肘の内側を通る尺骨(しゃっこつ)神経が圧迫され、手が使いにくくなり小指・薬指にしびれが出ます。
目次
肘関節は上腕骨(肩〜肘の間の骨)と橈骨・尺骨(肘~手首の間にある2つの骨)の3つの骨から構成され腕の屈伸・回旋の動きに対応しています。
肘関節の内側には、肘部管を走行する尺骨神経があり、小指・薬指・手の側面に対しての動きや知覚を与えています。
肘部管症候群は、この尺骨神経が圧迫されたり引っ張られたりすることにより引き起こされます。
肘の内側のあり、尺骨神経の通り道になっている肘部管の中で尺骨神経が圧迫牽引され、麻痺を引き起こします。尺骨神経は手の小指の感覚と手の中の筋肉を動かす神経です。麻痺の進行度合いにより症状は異なります。
初期段階は、小指と薬指の一部にしびれ・痛みを感じます。尺骨神経は手のひら側の指と、甲側の両方に通っているため指全体がしびれるのが特徴です。
肘から手首までの広い部分の内側に痛みを感じることもあります。
進行すると手の筋肉がやせ、小指と薬指の変形が見てわかるようになります。箸が使いずらい、小銭がつかみずらいなどの細かい動きができにくくなります。
・テニス・野球・柔道など肘に負担がかかるスポーツをしている
・長時間の運転
・加齢による肘の骨の変形
・骨折・脱臼などの外傷による肘の骨の変形
・力仕事など手・肘を酷使する仕事
・腫瘍(ガングリオン)などによる圧迫
・交通事故によるケガ
肘部管症候群の予防にはセルフストレッチが必要です。
ご自宅でできる簡単なトレーニングをご紹介します。
肘部管症候群のある人は、神経の傷みを進行させないために肘を使う動作や、肘を深く曲げ続けるような動作はなるべく減らす工夫をしましょう。
症状に関して、疑問点等などございましたら、お気軽に、あい鍼灸院・接骨院 谷9院までご相談ください。
また、お近くの院でもお気軽にご相談ください。